
亀やトカゲやワニといった爬虫類、カエルなどの両生類をメイン展示する動物園「iZoo(イズー)」。日本初の体感型動物園とアピールされている通り、ここでしかできない体験(放し飼いのゴキブリの展示も…怖っ!)が盛りだくさん。iZooのユニークでおもしろいポイントをレポートします。
日本でここだけの爬虫類、珍種「ミミナシオオトカゲ」
爬虫類、両生類を専門にした動物園ならでは、日本ではここだけでしか見られない珍しいトカゲやイグアナたちが展示されています。
ミミナシオオトカゲ
世界でもわずかな数しか発見されていない、世界一珍しいトカゲ。普段、倒木の下や地中の穴に潜んでいるそうで水槽の中で見つけるのに一苦労ですが、木の影などをジーっと見ていると見つかります。
エグズーマツチイグアナ
凛々しいこの子はカリブ海のバハマ諸島に分布するイグアナ。絶滅の危機に瀕した貴重な種です。
最凶の毒蛇「ブラックマンバ」も! 猛毒生物が大集合
猛毒をテーマに危険生物を展示するイベントが各地で開催されていますが、iZooならいつ来ても危険生物を見られます。世界最強(最凶)の毒を持つブラックマンバや毒があるとは思えないくらいに美しく可愛い蛇まで。ゲージに入っているとはわかっていても近づいていくのは少しドキドキしますね。
ブラックマンバ
クリッとした目の可愛らしい見た目に騙されると超危険! 毒蛇の中では世界2位のサイズですが、毒の強さは世界最強だそうです。ブラックという名前にありますが、皮膚の色はグレーと薄緑が混ざった不思議な色、名前の由来は口の中が黒だからということです。
タイコブラ(アルビノ)
しっとりすべすべ、もちもちしてそうな見た目ですが、猛毒を持ったタイコブラ。iZooにいるのはすべてアルビノという突然変異の白い個体です。
アカドクハキコブラ
美しい赤色で機敏に動くアカドクハキコブラを日本で展示しているのはiZooだけ。名前の通り、相手の目に毒を吐きかけるのが特徴です。
恐怖…ゴキブリの塔
ここから先は閲覧注意…! なぜってそれは、あの黒くてツヤツヤしたGが登場するからです。なんとiZooでは約1万匹のゴキブリを展示、しかも放し飼いです。
1万匹のトルキスタンゴキブリ
異様な空気を醸し出すエリア…。一応透明な仕切りはありますが、ドアなどはなく、オープンな空間に置かれた木にびっしりのゴキブリ!透明な床の下にもゴキブリがうごめいています。
逃げないの? と気になりますが、快適な空間に飛べないメスを放しているそうで、逃げる心配はなさそうです。また日本のご家庭にいる(いてほしくないですが)ものとは違うトルキスタンゴキブリという種で、雑菌なども少ないそう。iZooに行った際には勇気を出して近くで見てみましょう。
でかい! マダガスカルオオゴキブリ
同じゴキブリでもだいぶ見た目が違うのがマダガスカルオオゴキブリ。ぱっと見は大きなダンゴムシのようにも見えますが、名前の通りマダガスカルの森林に棲む大きなゴキブリの一種です。
自由すぎる放し飼いのリクガメやカメレオン
iZooの見学で注意する点が1つ。それは亀を蹴らないこと。というのは、通路を数種類のリクガメたちが自由に歩いているので、展示に気をとられると足元にいてビックリする、なんていうことがあるんです。
園内を散歩するリクガメ
園内を散歩するリクガメにはエサをあげることもできます。食慾旺盛でエサを見るとたくさんのカメが集まってきます。すごい勢いで食べるので、エサやりの際はトングが必須。首をなが〜く伸ばして、美味しそうに食べてくれます。
こっそり潜んでいるカメレオン
園内にはカメレオンも放し飼い。しかし、変身上手な彼らを見つけるのは至難の技。私は猛毒生物エリアの壁際の枝で見つけましたが、園内を歩くときはディスプレイの枝にも注目してみてください。
屋外にもカメレオンが自由に動ける展示コーナーもあります。こちらもなかなか見つからないので、一緒に行った人と協力して頑張って探しましょう。
ワニもヘビもトカゲもウーパールーパーも触り放題
動物との距離が近くいろいろな生き物に触れます。ペットでも人気のフトアゴヒゲトカゲやずっしり重い大きなビルマニシキヘビなど。その中でも私の一押しはメガネカイマンというワニの子ども。なかなかワニに触れる機会はありませんが、子ワニの可愛さにトリコになりそうです。
メガネカイマンの子ども
メガネカイマンは気が荒くて攻撃的ですが、小型なのでまれにペットとして飼っている人もいるワニの一種です。小型とはいえ、大人になると全長250センチほどになるので、普通の家で買うにはなかなかのハードル。iZooで触れる子どもでもやはり噛み付くそうで、口は輪ゴムでとめられています。ワニは口を開く力は弱いので、輪ゴムで十分なのだそう。背中はゴワゴワ、お腹はぷにぷにでいつまででも触っていられる可愛さと触り心地です。
ウーパールーパー
ウーパールーパーことメキシコサラマンダーもお触りOK! 様々な色や大きさの個体がたくさん泳いでいます。
ゾウガメ乗って記念撮影
屋外の展示では、子ども限定ですが、まるで浦島太郎のようにゾウガメに乗って記念撮影ができます。大人は残念ながら乗れませんが、有料の写真撮影で1組ごとにゾウガメのエリアに入れるので、思う存分写真撮影やふれあいを楽しめます。
とにかく動物との距離が近いiZoo。広さはそんなにありませんが、十分に堪能するには2.5時間前後はかかります。時間に余裕をもって遊びに行くことをおすすめします!
iZoo施設概要
iZoo(URL)
所在地:静岡県賀茂郡河津町浜406-2
定休日/営業時間:年中無休/9時〜17時
電話:0558-34-0003
料金:大人(中学生以上)1,500円/小人(小学生) 800円/幼児(6歳未満)無料
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この記事を書いた人: お肉とお酒と動物園と水族館と博物館と温泉とガジェットが好きです。メディアとネット広告が得意です。 Twitter: ogacchi |